
運動神経って遺伝だから、わが子がいつも球技大会や運動会で活躍できなくてもしかたないな、とあきらめている方はいませんか?
実は、運動神経は親の遺伝とは関係ありません。
最近では、もともと運動神経がないと言うより、圧倒的に運動経験が不足していることが、子供の運動能力に大きく影響していることがわかっています。
でも、どうしたらわが子の運動神経を少しでも良くできるの?
どんな運動ならできそうかしら?
と気になっている方に、運動神経を良くするための効果的な4つの方法を伝授します!
運動神経がいいとは、神経系がよく発達しているということ

そもそも、「運動神経」という名前の神経は存在しません。
運動神経がよいということは、脳からの指令が筋肉や神経にスムーズかつスピーディーに伝わることであり、その力はどんな運動をするときでも基盤となります。
脳からの指令を伝える神経回路が盛んに形成されるのは、幼児期から10歳ごろまでですが、3歳までに8割程度、そして12歳ごろで完了します。
ということは、遅くとも10代前半までに、しっかりと神経系が発達するような取り組みにかからないと、運動能力がその後改善されないということになります。
みなさんもよく耳にされる言葉でしょうが、子供の年齢に応じて、
- プレゴールデンエイジ(3~8歳ころ)
- ゴールデンエイジ(9~11歳ごろ)
という呼び方が近年なされています。
このプレも含んだゴールデンエイジが子供の運動能力の発達に最も適した時期であると言われている由縁が、ここにあるのです。
では、このゴールデンエイジを最大限に活かすためには、どのようなことをすればよいのでしょうか?
「ゴールデンエイジ」で取り組むべき、運動神経を良くするための効果的な4つの方法
1 遊びを通して体を動かそう

プレゴールデンエイジは、就学前の幼児から小学校低学年を中心とした時期です。
この時期には、特定の動きによらず、様々な動きを経験しておきたい時期です。
体操教室などに通って、跳び箱がとべる、逆上がりができるといった、特定の動作に長けていればよいように思われがちですが、それは間違いです。
特定の動作ばかりですと、偏った神経回路しか形成されず、運動の基礎能力が身についているとはいえない場合も。
幼児期はむしろ鬼ごっこや、だるまさんがころんだなどの遊びの中で思うがままに楽しく体を動かすことによって、特定の動きによらない様々な動きを経験でき、脳はより発達します。
また、運動能力のみならず、集中力や瞬発力を鍛えることができます。
2 お手伝いで体を動かそう

激しい動作ではありませんが、ごみ拾い、布団の上げ下ろし、食事の後片付けなどの身の回りの様々なお手伝いには、この時期に経験させておきたい動作を身につけられるものがたくさんあります。
自分でやりたがるものがあれば、一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。
3 自然の中で自由に遊ぼう

親が運動が苦手だと、自然とスポーツや外出から遠ざかってしまい、子供たちを連れ出して遊ぼうとせず、運動不足に・・・という結果になりがち。
しかし、その場で特別な何かをするわけではなくても、自然豊かな環境に身を置きにいくだけでも子供たちには効果的です。
落ち葉を拾ったり、虫を観察したり、川を飛び越えたり・・・と、自然の中で好奇心を刺激されて、いつもより活発な動きが引き出されることでしょう。
4 就学後は一つのスポーツにしぼらずに色々な運動を体験させよう

小学校低学年の時期以降は、できるだけたくさんのスポーツにチャレンジさせましょう。
水泳などの全身を使って「左右対称」の動きをするものが成長期の体の発育にはベストですが、お子さんの興味に応じて水泳、サッカー、バスケットボールなど組み合わせて、特定の動きに偏らず、楽しんで取り組めるものを選んでみましょう。
いずれにしても、この時期のポイントは、子供たちが「自主的に、楽しんで、遊びながら」体を動かすこと。
大人や先生の決めたルール通りに動いていては遊びと言えず、心身の豊かな発達にはつながりにくいのです。
最後に
運動の得意な子ほど成人してからも自信や積極性が高いということが近年の研究でわかっています。
お子さんがこの先の人生を自信を持って果敢に生き抜いていくためにも、運動に苦手意識を持たせないように、親が一緒になって遊んで、運動を楽しいことだと日々実感させられるような工夫を心がけてみてくださいね。